メディア掲載


◆事業者と地元、平行線 伊東の太陽光発電計画

静岡新聞 2017/8/18
大規模太陽光発電所の設置計画に対する意見交換会=17日午後、伊東市役所 伊東市八幡野地区で設置が計画されている大規模太陽光発電所をめぐり、事業者の伊豆メガソーラーパーク合同会社(東京都)と伊東市の幹部、反対団体の代表者らによる初の意見交換会が17日、市役所であった。事業者は自然環境への配慮などを説明して理解を求めたが、住民側は「説明に根拠がなく、納得できない」と改めて反対姿勢を示し、議論は平行線をたどった

事業者は朴聖龍代表や設計担当者らが地図や図面をもとに、住民らが指摘する10項目の懸念事項への対応策を示した。近くの八幡野川に砂防ダムを設置して土砂流出防止を図ることや、計画地周辺に広場を整備して地域貢献に努めるとした。
小野達也市長は事業者の説明に対して「環境調査や協議が不足したまま計画を進めるのは拙速と考えている」との見解を示した。
住民側は八幡野、赤沢区の2自治会と、6市民団体の関係者が出席した。「伊東メガソーラー建設の中止を求める会」の関川永子代表は「懸念事項に対して、満足できる回答を一つも得られず残念だった。白紙撤回を求めていく思いは変わらない」と話した。
計画は同地区の山林に約105ヘクタールの事業区域を設定し、約12万枚の太陽光パネルで40メガワットほどを発電する。地元の3市民団体が2万5千人以上の反対署名を集めたほか、小野市長と市議会も反対姿勢を示している。

◆住民「首かしげる回答」 事業者と意見交換 伊東 /静岡

毎日新聞 2017年8月18日

 伊東市は17日、同市八幡野の山林で大規模太陽光発電所の建設計画を進める「伊豆メガソーラーパーク合同会社」(東京都中央区、朴聖龍代表)と地元住民団体との意見交換会を市役所で開いた。
 計画を巡っては、小野達也市長が6月に環境や観光など「住民の懸念事項」10項目を示し、約2万5000人の反対署名が出ているとして計画の白紙撤回を要請。同社が7月に「撤回は困難」と拒否した際、住民との協議の場を設けて市も参加すると小野市長が伝えていた。
 出席者によると、会社は「10項目」について撤回拒否前の説明より詳しい回答を示した。ただ、自社独自の調査によるものが多く、専門性がない点が懸念されるといい、終了後に記者会見した住民団体側は「ますます首をかしげる結果につながった。現状で白紙撤回しかない」(関川永子・伊東メガソーラー建設の中止を求める会代表)などと述べた。【梁川淑広】

◆メガソーラー「白紙撤回は困難 計画業者回答ー伊東

伊豆新聞 2017.7.22

■市長「市主導で市民と協議の場」

伊東市八幡野の大規模太陽光発電所(メガソーラー)建設計画で、事業者の伊豆メガソーラーパーク合同会社の朴聖龍(パク・ソンヨン)代表らが21日、市役所を訪れ、計画の白紙撤回を求める小野達也市長に「白紙撤回は困難」と回答し、事業を推進する考えを示した。小野市長は「遺憾であり、残念。住民が懸念する10項目の回答も具体的とは言えず、懸念、不安を払しょくできない」とし、「市の主導で市民と事業者が協議する場を設け、市も参加して議論を進めていきたい」と話した。

朴代表は3年の期間を要し、多額の費用を投じていることに加え、住民が懸念する10項目も「プロジェクトチームを立ち上げ、中間報告として回答した。十分な対策を約束し、懸念を払しょくできる」と主張し、事業を行う姿勢を崩さなかった。一方、小野市長は事業を「地域に愛されるものでなければいけないのが前提」とし、10項目の回答についても「細かい数値やスケジュールなど具体性に欠ける。まだまだ協議が必要」と述べた。

同建設計画を巡っては、小野市長が6月28日に計画の白紙撤回を求めるとともに、住民らが懸念する土砂崩壊・流出による河川や海への影響などの10項目を朴代表に手渡した。朴代表は今月12日に10項目への対応をまとめた回答書を小野市長に手渡したが、白紙撤回要求についての回答はしていなかった。

計画に対し、住民ら延べ2万5千人以上が反対の署名を行い、市議会も反対の決議をしている。

◆伊東市のメガソーラー建設計画 市の申し入れに「撤回は困難」

2017/07/21 動画 SBSnews6

話がこじれてきました。民間企業が、伊東市にメガソーラー発電の施設を建設しようとしている問題で、地元が申し入れていた白紙撤回の要求に対し、企業側は7月21日、「撤回は困難」だと事実上拒否の回答をしました。

知事「メガソーラー反対の声受け止めた」 伊東の2団体署名提出

伊豆新聞 2017.7.21

伊東市八幡野で計画されている大規模太陽光発電所(メガソーラー)の建設に反対する市内の二つの団体が20日、県庁で川勝平太知事に建設計画中止を求める署名を提出した。川勝知事は「やめてほしいという皆さんの声はしっかりと受け止めた」と述べるとともに、事業者の計画が環境アセスメントにかからないぎりぎりの面積との説明に疑問を呈し、県が測り直しなどのチェックをすることを約束した。

提出した署名は、市民や別荘所有者らでつくる伊東メガソーラー建設の中止を求める会(関川永子代表)が1万2306人分、漁業者やダイバーらでつくる伊豆高原メガソーラーパーク発電所計画から海を守る会(泉光幸代表)が1万3049人分で、合計で延べ2万5355人分。関川代表、泉代表が川勝知事に手渡した。中田次城県議が同行した。

川勝知事は伊東が海、山の自然に恵まれた観光地とした上で反対の姿勢を示し「できる限り皆さんの期待に添えるよう、知事として職責を果たしていく」と話した。

メガソーラー建設を巡っては、小野達也市長が事業者に白紙撤回を求めているほか、市議会も建設反対の決議をしている。

メガソーラー計画業者 「白紙撤回」は来週回答―伊東

伊豆新聞 2017.7.13

■森林保全など対応示す 小野市長「中間的報告、結論に期待」

伊東市八幡野の大規模太陽光発電所(メガソーラー)建設計画で、事業者の伊豆メガソーラーパーク合同会社=朴聖龍(パク・ソンヨン)代表=は12日、市役所で地域住民が懸念する10項目への対応をまとめた回答書を小野達也市長に手渡した。「白紙撤回」については「関係者、弁護士を含めたチームでいろいろな角度から慎重に検討している。来週回答する」とした。小野市長は「(白紙撤回の回答がない)現時点では中間的な報告。最終結論に期待している」と述べた。

小野市長は6月28日、計画の白紙撤回の求めとともに朴代表に住民らの懸念内容を手渡している。10項目は(1)土砂崩壊・流出による八幡野川・八幡野漁港・海・八幡宮来宮神社への影響(2)漁業、スキューバダイビングなど観光産業への影響(3)大室山など観光地としの景観への影響(4)ユネスコ世界ジオパーク認定への影響(5)動植物や土壌の微生物など生態系への影響(6)太陽光パネルによる温度上昇などの影響(7)近隣別荘地の水源(地下水)への影響(8)森から追われた動物などによる農作物や日常生活への影響(9)完成後の事故・災害発生時の責任所在(10)売電事業終了後の施設の維持管理の責任所在−。

回答書で、(1)は流域面積に対する必要調整容量を超える沈砂池を含む調整池を3カ所設置し、下流部の八幡野川が氾濫しないよう適切な放流をする、(3)はソーラーパネルを森林幅約30~400メートルで覆い、大室山からソーラーパネルが見えないようにする、(4)はできる限り森林を残し、自然環境を保全する計画とする、(9)は完成後は会社の本店所在地を伊東市に移転、緊急災害に対応できる体制を整備、事業区域内で事故・災害が発生した場合は責任を持って賠償−などとしている。(後略)

◆伊東市議会反対決議

(1)伊東・大規模太陽光発電計画 市議会が反対決議可決

静岡新聞 2017/7/4

 東京都の合同会社が伊東市八幡野地区で進めている大規模太陽光発電所の設置計画について、同市議会は4日の6月定例会最終本会議で、「大規模開発行為に断固として反対する」との決議案を全会一致で可決した。
決議案は全6会派の代表者と無会派の1市議の計7人が提出。土砂流出による観光業や漁業への打撃などを問題点として指摘し、「住民の不安が払拭(ふっしょく)されないまま建設が行われるのは、市民の代表で構成される市議会として看過できない」などとしている。
計画案をめぐっては、伊東メガソーラー建設の中止を求める会(関川永子代表)など複数の市民団体が、延べ2万5千筆超の反対署名を集めている。小野達也市長も6月に合同会社の代表と直接面会し、計画の白紙撤回を求めている。最終本会議を傍聴した関川代表は「これで市、市議会、住民の全てが反対の立場になった。一体感を持って中止を訴えたい」と話した。
合同会社によると、同地区の山林約105ヘクタールの事業区域に約12万枚の太陽光パネルを並べ、40メガワットほどを発電する計画という。

(2)メガソーラー反対決議案 伊東市議会議運、最終本会議提出を確認

伊豆新聞 2017年07月04日

 伊東市議会の議会運営委員会(井戸清司委員長)が3日、市役所で開かれ、6月定例会最終日(4日)の運営を協議した。議員発議で「伊豆高原メガソーラーパーク発電所(仮称)建設計画等伊東市における太陽光発電所建設に伴う開発行為に対する反対決議」案を最終本会議に提出することを申し合わせた。

決議案はメガソーラーパーク発電所の建設により、自然破壊や土砂災害の発生リスク、漁業、観光への打撃、伊豆半島ジオパークの世界認定への影響−などの懸念を示し、住民らが不安の高まりから建設反対の声明を出し、反対の署名も延べ2万5千人以上集まっていると指摘。市議会としては「地域住民の自己決定権を尊重し、それが住民の総意である限り、住民の自治権を侵害する大規模開発行為に対しては断固として反対する」としている。

◆伊東市メガソーラー建設計画 現地で”実験”

(1)動画

伊東市メガソーラー建設計画 現地で”実験”その目的は?(Every Action 2017年6月30日)

伊東市で計画されている太陽光発電所の計画を巡り、地元では反対の声があがっています。これに対し、開発事業者は今日、ある実験を行いました。その目的は?

(2)新聞記事

メガソーラー「景観損なわず設置」計画会社 大室山山頂で想定説明(伊豆新聞 2017年7月01日)

【HP管理者のコメント】テレビ報道と比べると伊豆新聞の記事、特に見出しの書き方は、事業者寄りの立場で書かれている点に危惧の念を抱きます。大室山に登ってこの記事を書いた記者が、「霧のため予定時間内に旗を目視することはできなかった」のであるならば,なぜ景観損なわず設置」という見出しを書いたのでしょうか?何を基にして事業完成後「パネルはほとんど見えない」という説明に納得したのでしょうか?「景観に対して間違ったイメージが先行」しているというならば、事業者はちゃんとした「事業完成予想図」を出すべきですが、市にも反対する市民グループにも提出していません。新聞記者であるならば「景観に対しての正しいイメージ」を書類で確認する努力をしてから、このような見出しを書いていただきたいと思います。伊豆新聞の次の記事に期待したいところです。

メガソーラー建設を中止させた土佐清水市の反対運動には「高知新聞」という地元紙がついていて、建設計画の問題点をきっちりと報道し続けていました。報道機関が果たす役割がよく分かる事例です。【コメントおしまい】

伊東市八幡野地区に大規模太陽光発電施設の設置を計画している「伊豆メガソーラーパーク合同会社」が30日、パネル設置によって大室山山頂からの景観がどのように変わるかの想定を報道関係者に説明した。同社は「高い樹木が視界を遮るので、パネルはほとんど見えない」との見方を示した。

同社によると、大室山山頂から設置予定地は約3キロ離れている。現地は、高さ約25meterの樹木に覆われているという。説明のため、担当の設計会社が設置予定地に6本の旗を立てて山頂からの見え方を確認する予定だったが、霧のため予定時間内に旗を目視することはできなかった。設計会社の担当者は「景観に十分配慮して設計する」と説明した。合同会社社員は「景観に対して間違ったイメージが先行しているようなので、きちんと説明して理解を求めていきたい」と述べた。

メガソーラー建設問題 市長が業者に“白紙撤回”要求(静岡新聞 2017年6月28日)

(1)動画と記事(静岡新聞 SBSテレビ

伊東市の大規模ソーラー発電施設建設問題で、6月28日小野達也市長が業者の代表に直接計画の白紙撤回を求めました。  28日に伊東市役所で開かれた小野市長と業者側の直接会談。小野市長は伊東市内のメガソーラー設置計画を白紙に戻すよう業者側に正式に訴えました。この問題は伊東市の八幡野地区で外資系の会社が約40haの山林を伐採しソーラーパネルなどを設置する計画を進めているもので、自然環境の悪化などを恐れる様々な住民団体が反対しているものです。小野市長はこれまでに2万5000人を超える反対署名簿が提出されたことに触れながら、土砂災害や海洋汚染、景観、観光への悪影響など10項目を挙げ反対の理由を説明しました。  小野市長の白紙撤回の申し入れに業者側は会社に持ち帰って検討した上、後日返答すると答えました。業者側の代表は面談を終えるとコメントを避けるように憮然とした表情で立ち去りました。  小野市長は今後も白紙撤回の立場は変えない方針で、業者がこのまま計画を進める場合でも住民の合意を取るよう強く求めていくということです。

(2)動画(news every 2017.6.28

◆市長に10286筆の署名簿を市長に提出(2017年6月22日)

動画

新聞記事

◇メガソーラー 伊東の別荘所有者ら市長、議長に反対署名(伊豆新聞 2017年06月23日

■「山、海に致命的打撃」

 伊東市民や別荘所有者らでつくる「伊豆メガソーラー建設の中止を求める会」(関川永子代表)は22日、八幡野地区で計画中の大規模太陽光発電所(メガソーラー)建設の中止を求める1万286人分の署名を小野達也市長と稲葉富士憲議長に手渡した。

「美しい景観が切り裂かれ、山林の保水力も失われ、豪雨があれば土砂崩れや川の氾濫が危惧される。土砂や除草剤が海に流れ込み、漁業、ダイビングに致命的な打撃を与える」などと訴え、4月20日から5月31日まで署名を募った。市民のほか、神奈川など県外からも多くの人が賛同し、署名した。署名活動は7月末まで続けるという。

関川代表は「市と市民の思いが一緒であることを事業者にアピールしたい」と述べ、署名を受け取った小野市長は「今月中に事業者と会って市民の意見、思いを伝え、白紙撤回を求めていく」と話した。

◇建設中止を 伊東市に市民ら署名提出(毎日新聞 2017年6月23日

伊東市民や市内別荘の利用者などでつくる「伊東メガソーラー建設の中止を求める会」(関川永子代表、約100人)が22日、同市八幡野の山林で計画が進むメガソーラー(大規模太陽光発電所)建設の中止を求める1万286人分の署名を、小野達也市長と稲葉富士憲・市議会議長に提出した。市に出された反対署名は3件目。

署名は「市の自然と市民の生活を守るために、無謀な開発計画を阻止して」と求める内容。4月から集め始め、県内外から広く寄せられたという。伊東市民や市内別荘の利用者などでつくる「伊東メガソーラー建設の中止を求める会」(関川永子代表、約100人)が22日、同市八幡野の山林で計画が進むメガソーラー(大規模太陽光発電所)建設の中止を求める1万286人分の署名を、小野達也市長と稲葉富士憲・市議会議長に提出した。市に出された反対署名は3件目。

署名は「市の自然と市民の生活を守るために、無謀な開発計画を阻止して」と求める内容。4月から集め始め、県内外から広く寄せられたという。


月内に白紙要求 伊東市長 /静岡

毎日新聞

伊東市八幡野の大規模太陽光発電所(メガソーラー)建設計画について、小野達也市長は20日の市議会本会議で「今月中にも事業者に対し計画の白紙撤回を求める」と述べた。

 12日の所信表明に対する質問で、四宮和彦議員=民進クラブ=から「白紙撤回を求めるのか、地元住民が受け入れ可能な建設計画へ変更を求めるのか」と問われ、答えた。

 小野市長は「白紙撤回が困難な場合、地元の合意を得ることを第一に、自然環境の保全に配慮し景観の調和を図るなどとした計画の見直しを早急に要請する」と続け「国や県とも連携し、地元の意向に沿うよう努力する」と述べた。

 23日には反対団体と第2回研究会を開く。【梁川淑広】


メガソーラー白紙撤回要望へ 伊東市長、今月中に事業者と対話

伊東市八幡野で大規模太陽光発電所(メガソーラー)の建設が計画されていることに対し、小野達也市長は20日、今月中に事業者と対話の機会を設け、白紙撤回を求めていく、と述べた。白紙撤回が困難な場合は地元の同意を得ることを第一に、市民が安心できる計画とするよう事業者に強く働き掛けていく考えも示した。市議会6月定例会の市長所信表明への質問で、正風改革クラブ、民進クラブへの答弁。

 法令の手続きなど同計画の現状について小野市長は、市の土地利用指導要綱に基づいた事前申請が2015年6月に提出されたが、詳細な計画を示す本申請が提出されない中、森林法や宅地造成等規制法に基づく許可申請と景観法に基づく届け出などが提出されている、と説明した。

 メガソーラーの建設計画に対して、地元住民や観光関連業界、漁業従事者だけでなく、ダイバー、観光客など多くの人が反対を表明し、署名も提出している。市議会も今定例会に反対の決議案を提出する見通し。

 計画によると、事業面積は約105万平方メートル、ソーラーパネル設置面積は約36万4千平方メートルで、パネルの枚数は約12万枚、発電量は約40・7メガワットを予定しているという。

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◆事業者記者会見(2017年6月13日)

動画

【HP管理者のコメント】朴代表の「資金力〜で実現したい」という、お金で全てを解決するような考え方が気になります。伊豆の自然を愛する私たちの気持はお金で換算できるものではありません。

(地元の白紙撤回の声に対して)「再生可能エネルギー普及は国策」という言葉で黙らせようとしても無理ではないでしょうか?太陽光発電の高い売電価格は一般家庭の電気料金に上乗せされることによって成り立っています。

H29年4月、「FIT法」の法改正が行われ事業者に厳しい内容に変更されたのは、国民の負担で成り立っている売電事業が、防災・環境上の懸念等をめぐり地域住民との関係悪化をもたらしているためです。もはや「国策」という言葉によって強行できる事業ではなくなっているのです(「事業計画策定ガイドライン 第1章 ガイドライン制定の趣旨・位置付け」を参照)。【コメントおしまい】

(a) Evry Action

伊東市の伊豆高原で計画中の大規模な太陽光発電施設に住民が反対している問題で、会社側が6月13日会見を開き、修正した計画案などについて説明しました。
 伊東市八幡野地区では外資系の「伊豆メガソーラーパーク合同会社」が約40haの山林を伐採しソーラーパネルなどを設置する計画を進めていて,様々な住民グループが計画に反対しています。会見を開いた会社側は住民の不安に配慮して、残す山林の割合を55%から61%に増やす、泥水をろ過する調整池の規模を拡大するなど計画を修正すると発表しました。また小野市長が白紙撤回を求める方針を示したことに対しては「承知しているが、丁寧に説明し理解を得ていきたい」と2017年秋に着工する目標は変えませんでした。
会社側は今後も市や反対住民に対し説明を続ける考えです。

(b) SBS News 6

朴代表
「地元の心配があることも知っているが、
ハンファグループの資金力と豊富な開発、運営のノウハウを発揮することで
安全な工事と運営を実現したい。
(住民から白紙撤回を求める声があることに対しては)
再生可能エネルギー普及は国の政策に沿って進めてきた事業であるため、撤回の考えはない」


新聞記事

【HP管理者のコメント】新聞記事を読むと、同じ人の記者会見でありながら、書き方によって、ずいぶん違って見えるということが良く分かります。「伊豆新聞」を読むと、9月に入ったらすぐに工事が着工しそうに思えますが、「静岡新聞」や「毎日新聞」や「朝日新聞」の記事を読むと、まるで違った状況に見えてきます。新聞の書き方によって、いかに物事が違って見えてくるかという良い事例です。【コメントおしまい】

(1)「メガソーラー、森林残しパネル覆う」 会社が記者会見―伊東伊豆新聞 2017年06月14日

伊東市八幡野で大規模太陽光発電所(メガソーラー)の「伊豆高原メガソーラーパーク発電所」(仮称)の建設を計画している伊豆メガソーラーパーク合同会社(東京都中央区)の朴聖龍(パク・ソンヨン)代表らが13日、市役所で記者会見し、計画の概要や建設に対する問題点について説明した。3月から実施してきた地元説明会での意見も受け、当初の計画より森林を残し、ソーラーパネルも極力見えないようにするなど、問題点に対処していく考えを示した。

計画によると、事業面積は約105万平方メートル。ソーラーパネルの設置面積は約36万4千平方メートル、枚数は約12万枚で、発電量は約40・7メガワットを予定。自然との調和の取れた設計を基本方針とし、防災・排水・緑化・自然環境保全なども考える。防犯対策として、ソーラーパネルの設置面の外周に高さ1・8メートルのフェンスを設け、第三者や動物の侵入を防ぐ。今年9月の着工を予定し、総事業費は130~140億円という。

問題点として、(1)広大な敷地の森林伐採・景観(2)八幡野川の流量(3)八幡野港、海洋汚染(4)ソーラーパネルの撤去−を挙げた。対策として、(1)は森林を残す面積を増やし、樹木で覆うようにしてソーラーパネルが見えないようにする(2)は調整池を3カ所設置し、たまった雨水は八幡野川の許容を超えない流量に調整して放流する(3)は除草剤を使用しないため薬剤が川に流れ込むことはない。調整池にろ過装置を設置して泥水の流出を防ぐ(4)は事業終了後には責任を持ってソーラーパネルなどの機器を撤去−などと説明した。ソーラーパネルの耐用年数は約25年という。

■「雇用は地元」
完成後、雇用は地元の人を対象にする、会社所在地を伊東市に移転して税収面で貢献する、などの地元への貢献についても語った。住民などが求める計画の白紙撤回について、朴代表は「地元の理解、意見を取り入れ、市の発展も考え、互いに協力して発電事業を行っていきたい」と述べるにとどまった。

合同会社は2014年9月、半導体・太陽電池関連事業の「シリコンバンク」(東京都中央区)の100%出資で設立。同年に八幡野地区の施設用地、設備認定を取得した。17年1月、朴代表が社長を務める太陽光発電所開発・運営・サービスを行う「ハンファエナジージャパン」(同港区)が共同出資者として参加した。同社は太陽光発電事業に特化した会社。

(2)「最大限住民の声に配慮」 事業者が会見 伊東・太陽光発電計画静岡新聞 2017/6/14

伊東市八幡野地区で大規模太陽光発電所の設置を計画している伊豆メガソーラーパーク合同会社(東京都中央区、朴聖龍代表)は13日、記者会見を同市内で開き、計画概要などを説明した。朴代表は「予想より反対の声は大きいが、最大限住民の声に配慮して地域の役に立ちたい」と計画を推進する考えを強調した。
同社幹部や設計事務所の担当者らが出席。地元住民から指摘されている自然環境や景観の悪化に対する予防案を説明した。調整池を設けて川や海への土砂流出を防止▽除草剤の不使用▽森林を残して太陽光パネルを極力隠す―などの対策を取るとした。発電所での住民雇用など地元貢献も図るという。
計画は同地区の伊雄山付近で、約105ヘクタールの事業区域に約12万枚のパネルを並べ、40メガワットほどを発電する内容。総事業費は130億~140億円前後。9月着工を目指すが、認可時期などにより延期の可能性もあるとしている。
計画をめぐっては市民団体が中止を求める署名を静岡県や市に提出するなど、反対運動が強まっている。同社幹部は「今後も住民への説明を続け、計画を理解してもらえるよう努力する」と話した。

(3)伊東のメガソーラー 「許認可得て進める」 事業者説明 毎日新聞 2017年6月14日

伊東市八幡野の山林で大規模太陽光発電所の建設計画を進める「伊豆メガソーラーパーク合同会社」(東京都中央区)の朴聖龍(パクソンヨン)代表らが13日、市内で報道陣の取材に応じた。

計画を巡っては、1万人を超える反対署名が県と市に出され、小野達也市長も反対を表明し、反対団体と見直しを求めるための研究会を作った。こうした動きに対し、朴代表は「意見を聞きながら、行政の許認可を得て発電事業をやっていきたい」と計画を進める考えを明言した。
同社によると、104・9ヘクタールの計画地で森林を伐採し、約12万枚のソーラーパネルを設置する。発電量は40・7メガワット、総事業費約140億円。今年3~5月に開いた地元説明会での意見を入れた結果、森林を残す割合を当初の55%から61%に引き上げ、周辺地域からソーラーパネルが極力見えないようにするなどとした。
計画では今年9月着工だが、4月に市に申請した宅地造成等規制法の許可と県に申請した林地開発の許可の見通しが不透明。朴代表は「許可が下りないと工事できない。待つしかない」と遅れる見通しを示した。【梁川淑広】

(4)伊東のメガソーラー、今秋着工の方針 景観懸念も

朝日新聞 2017年6月14日
伊東市南部で大規模太陽光発電施設を計画する「伊豆メガソーラーパーク合同会社」(東京都中央区、朴聖龍代表)が13日、市内で記者会見し、景観や環境に配慮して計画の一部修正に応じつつ、今秋にも着工する方針を示した。小野達也市長は白紙撤回も含む大幅な見直しを求めており、先行きは不透明だ。

同社によると、事業面積は約105ヘクタールで、ソーラーパネルは約12万枚を設置。出力は約40・7メガワット。造成工事は9月から2019年3月を予定する。
今春の説明会での住民の意見に対応した計画の修正点として①計画地の森林の比率は従前の55%から61%に増やし、パネルを周囲から見えにくくする②調整池に濾過(ろか)装置を設けて八幡野川への泥水の流出を防ぐ③施設完成後に会社所在地を伊東市に移して税収で貢献するなどと説明。朴代表は「今後も住民の意見を聴いて対応する」と述べた。
観光名所の大室山からの景観が損なわれるとの批判に対し、計画地に旗を立てて大室山から観察し、「パネルが見える部分はフェンスを高くして見えなくする」との対策も示した。(村野英一)

◆初日に市長所信表明 12日に議会開会(伊豆新聞 2017年6月7日)

伊東市議会の議会運営委員会(井戸清司委員長)が6日、市役所で開かれ、6月定例会の運営などを協議した。会期は12日〜7月4日の23日間で、初日の市長所信表明に対する質問を20、21の両日に行うことを確認した。(中略)

八幡野地区で計画されている大規模太陽光発電所(メガソーラー)の建設について、市議会として「太陽光発電所に伴う開発行為に対する反対決議」を行うことも申し合わせた。決議案は最終日に提出する。(後略)

◆市長らに反対理由示す 伊東市、初研究会に7団体 メガソーラー(伊豆新聞 2017年06月03日)

伊東市は2日、八幡野地区に計画されている大規模太陽光発電施設の設置に反対する団体の考えを知るための研究会を初めて開いた。7団体のメンバー約30人が市役所に集まり、小野達也市長や担当部課の職員に反対理由を説明し、意見を述べた。小野市長は「事業者に計画を見直すよう、なるべく早くできれば今月中に伝えたい」との考えを示した。

研究会に出席したのは、八幡野・赤沢両区、環境団体、市民団体、ダイバーと漁業者でつくる団体など。それぞれの団体の代表が▽森林伐採による保水力低下▽景観破壊▽海へのダメージ▽伊豆半島ジオパークへの悪影響▽地下水の汚染―などを挙げて、建設に反対した。

市都市計画課によると、市に対して土地利用の事前申請が出されており、現在指導要綱に基づいて対応している。届け出によると、計画区域が105ヘクタールで、太陽光パネル設置区域は47ヘクタール。発電量として43メガワットを見込んでいる。このほか、市に宅地造成規制法、県に森林法の許可申請がそれぞれ出されている。

意見交換を終えた小野市長は「皆さんの考え、思いがよく分かった。事業者に対し、反対する理由をしっかり示す必要がある。これから市と県のできることを調査していく。早い段階で結論を出せるよう努める」と述べた。

◆「伊豆高原メガソーラーパーク発電所計画から海を守る会」が静岡県副知事に署名簿を提出

(1)「1万人超の“反対署名”提出 伊東のメガソーラー計画」(静岡放送 SBSnews6 2017/05/25)(記事)

伊東市の伊豆高原にメガソーラー発電所を建設する計画に反対する住民グループが1万人余りの署名を副知事に提出しました。  5月25日、県下田総合庁舎を訪れたのはダイバーや漁業者でつくる「伊豆高原メガソーラーパーク計画から海を守る会」。会の代表が1万1000人余りの署名を提出しました。  伊東市八幡野地区では、外資系の会社が50ha近い山林を伐採しソーラーパネルなどを設置する計画で、自然破壊を恐れる様々な住民グループが反対しています。住民グループ側は、メガソーラー建設によって土砂災害や海洋汚染、漁業被害の恐れがあると主張しています。  メガソーラーの建設を計画している会社はこの秋の着工に向け、2017年3月から県と市に関連する法律の審査を求めています。ただ、県や伊東市によりますと、防災面での対応と資金計画が不透明なため、木を切るために必要な森林法や河川法の許可は下りていないということです。

(2)「伊東メガソーラーから海を守る」(静岡放送 every静岡 2017.5.25)(動画)

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◆「伊豆グリーン・プロジェクト・チーム」が伊東市長に署名簿を提出(2017.4.6 朝日新聞)

「メガソーラー反対署名2835人 伊東 市民団体が提出」