8月の活動


景観条例関連規則の改正を求める要望書

8月24日、伊東市長に「景観条例関連規則の改正を求める要望書」を提出してきました。

同日開催の八幡野コミセンでのタウンミーティングでは、市長に要望書提出の意図を説明しました。

景観条例とその改正のための各種審議会を経て、最速12月議会に市長提案という形で諮ることを要望しました。
今後、自然環境と再生可能エネルギー発電所の調和を図る条令を1年ほどかけて市当局が策定することも口頭でお願いしました。

要望書のPDFファイルは⇒

観条例関連規則の改正を求める要望書


伊東市長 小野達也殿

2017.8.24

景観条例関連規則の改正を求める要望書

 伊東市景観条例関連規則に 「太陽光発電設備」の文言を付加し、改正することを要望いたします。

観光が基幹産業の伊東市にとって、景観・眺望は市を挙げて守らなければならない、重要なことであり、伊東市景観条例もそのような趣旨により、制定・施行されています。しかしながら、伊東市では景観を損なう大規模太陽光発電所建設が計画された時、現在それを規制するための条令とその関連規則がないために、伊東市の観光資源である景観を十分に保全することができない状況です。

関連規則のどこをどのように追加し、改正するかは市当局にお任せいたしますが、たとえば伊東市景観条例計画と伊東市景観条例施行規則における「工作物」の定義に、「太陽光発電施設」を付加することによって、大規模太陽光発電所建設に関しても市長による強い指導・命令や調査が可能になると考えられます。(「工作物」の定義に「太陽光発電施設」を付加した場合の効果については別紙をご覧下さい)。

当該文言の付加により、「先人のたゆまぬ努力によって培われてきたこのまちの景観を、守り、育て、つくり」という伊東市景観条例前文とその目的を定めた1条の「景観の形成」に大きく資するものとなるでしょう。市民が誇りと愛着を持つ良好な景観を次代へ継承することになると考えます(伊東市景観条例1条)。

豊かな自然を守り、伊東市が国際観光都市としてさらなる発展を遂げるためにも、次代の子供たちが、誇りに思える伊東市にするためにも、当該文言の付加・改正を強く要望いたします。

第3回情報交換会

久しぶりに以下の通り情報交換会を開きます。お友達をお誘いの上、沢山の方の参加をお待ちしています。

  • 開催日時 2017.8.20(日)14:00~15:30
  • 開催場所 生涯学習センター池会館〒413-0234 伊東市池475−2 電話 0557-54-2330)
  • 内容 メガソーラー建設計画の概要とそれをとりまく様々な状況の報告

★情報交換会のチラシを作りました。印刷して配布するか、目立つ場所に掲示していただけるとありがたいです。[ちらし4枚A4]のファイルで印刷し切り分けると掌に乗るくらいの大きさです。[ちらし1枚A4]のファイルで印刷するとお店に貼って目立つ位の大きさです。

ちらし4枚A4] [ちらし1枚A4

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◆情報交換会報告

約75人の参加者がありました。池の行政区の区長さんからメガソーラーができた場合の不安について話があり、他の池地区の参加者からもこの地域で情報交換会を開いて良かったとの感想もありました。内容は以下の通りです。

  • メガソーラーとはどういうものか、森林を伐採して巨大なソーラーパネルを敷設することの諸問題を図解と写真で説明。
  • メガソーラー建設に係わる関連法と、「改正FIT法」との法的構造の説明
  • プロの木こりの立場から、建設中止になった後、森を守ることが経済発展につながる計画の説明
  • ダイバーの立場から伊東の海の素晴らしさを説明
  • 参加者からの意見交換

◆市長招集の事業者を交えての「意見交換会」1回目

  • 日時 2017.8.17(木)15:00
  • 場所 市役所8F大会議室

市の主導でメガソーラー建設計画に反対する7団体と事業者が協議する場ということで開催されました(詳しくは⇒こちら)。

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◇事業者からの回答◇

「伊豆高原太陽光発電所」の計画に関するご懸念事項についてのご回答

 土砂崩壊や流出による八幡野川・八幡野漁港・海・八幡宮来宮神社への影響について

本事業により土砂崩壊が起らないよう、県及び市で規定されている流量計算及び沈砂池を含む調整池設計基準に基づき設計を行い、下流部への土砂等の流出を防止致します。また、事業区域には、地形や造成面によって算定された流域面積に対する必要調整容量に対し、その容量を超える沈砂池を含む調整池を三か所設置し、下流部のハ幡野川が氾濫しないように適切な量を放流します。

造成面及びソーラーパネル面に降雨した雨水につきましては、必要箇所に設置された側溝を流れ、各沈砂池を含む調整池に流れ込みます。万が一、士砂等により沈砂池を含む調整池に向かう排水側溝が詰まった場合でも、造成面には数パーセントの勾配がついており、排水側溝を流れずとも各沈砂池を含む調整池に流れ込むような、二重の安全対策を計画し、土砂等の流出を防止しております。沈砂池を含む調整池は基本的に地山への堀込式とし、法面にはファブリフォームにて保護を行います。

調整池1(対象流域約46ha)につきましては必要調整容量約38、800㎥に対し約39、500㎥、調整池2(対象流域約19ha)につきましては必要調整容量約24、600㎥に対し約25、800㎥、調整池3(対象流域約6ha)につきましては必要調整容量約6、000㎥に対し約6、000㎥となり、総必要調整容量約69、400㎥に対し約71、300㎥を確保しています。浚渫の頻度につきましては、エ事中においては年4回、工事中終了後につきましては5年に1回】を計画しており、メンテナンス用スロープより重機にて浚渫を予定しております。(各数値に関しましては現在審査中の為、変更になる場合がございます)(排水計画図面参照)

2 漁業、スキューバーダイビングなどの観光産業への影響について

今後、担当部署と協議を進めて八幡野川の改修に努め、基準に基づいた沈砂池を含む調整池を設置し、泥水の流出を防止し、観光産業へ影響がないように致します。また、工事中の対策として、調整池にろ過装置を設置して泥水の流出を防止し、八幡野川及び八幡野川が合流する近海に影響がないように致します。

八幡野川の改修につきましては、市の河川管理者と協議を行い、現況河川状況の把握、県及び市の改修予定状況、今後の改修計画等を協議し、必要な改修に努めさせていただきます。

工事中に設置するろ過装置につきましては、板形状のフィルターを池内に設置し、放流手前で濁水をろ過処理致します。また、濁水処理装置を設置し、高分子マイクロフィルターによる物理的流過による土粒子の除去を行い、同様に放流致します。(防災施設構造図面参照)

3 大室山など観光地としての景観への影響について

ソーラーパネルを森林幅おおよそ30~400mで覆い、造成レペルにて調整し、大室山からソーラーパネルが見えないようにし、観光地としての景観を損なうことのないよう計画しております。また、そのために、現地にて目印となる旗を6本設置し、大室山からどのように見えるか検証を行い、眺望点から影響がないことを確認しています。

大室山の山頂レベル580メートルより事業計画地の造成面レベル約405~270メートルの断面図を作成し検証及び造成レベルの調整を行い、ソーラーパネルが大室山から見えない計画としております。また、検証の為、事業計画地の北側に赤・青・黄色、東側に白・緑色、南側に桃色の合計6か所、樹木上端よりさらに3メートル程度上部に、大きさ1メートル角の旗を設置しております。(断面図参照)

4 「ユネスコ世界ジオパーク」認定への影響について

伊豆半島ジオパークの世界認定へ影響がないよう、伊豆半島のジオポイントである大室山からの景観において、ソーラーパネルが見えないように措置を施し、景観を損なうことがないよう配慮しております。また、県の森林林業局森林保全課の指導に則り、できる限り森林を残し、自然環境を保全することができる計画としています。

現在日本には、日本ジオパーク委員会が認定した「日本ジオパーク」が43地域あり(2016年9月)、その内8地域がユネスコ世界ジオパークに認定されております。伊豆半島ジオパークもユネスコ世界ジオパークヘの認定に向け、先月の7月27目に海外審査員二名による審査を終了されました。伊豆半島のジオポイントである大室山からの景観については、ソーラーパネルが見えない計画としており、世界認定へ影響がない計画としております。また、静岡県森林・林業局森林保全課の指導に則り、森林法による規定を遵守し、森林の保全に努めております。

5 動植物や土壌への微生物等の生態系への影響について

動植物については、県の自然環境保全条例に基づき調査及び移植を行い、事業区域内での保全に努めています。また、動植物や土壌、微生物への影響を及ぼすことのないよう、除草剤等の薬剤は一切使用致しません。静岡県自然環境保全条例に基づく自然環境保全協定締結に向けて、平成26年4月~平成28年12月の2年8ヶ月の期間、自然環境保全に係る希少野生生物調査(春夏秋冬季)を行いました。

静岡県くらし・環境部環境局自然保護課より提供を受けた計画地付近の静岡県版レッドデークブック掲載種の情報を参考に、植物(植物相、植生)や動物(鳥類、哺乳類、両生類、爬虫類、昆虫類、陸・淡水産貝類)の現地における実生調査を完了しています。実生調査の結果移植が可能な種については、静岡県版レッドデータブックの保護方針及び対応に基づき検討を行い、敷地境界の内側30メートル部分の森林に移植し、その後のモニタリング調査にて生育及び生息を確認しています。移植適正期に実施できなかった種についても、今後工事着手にあたり同様な方法にて移植を行い、計画地内での保全に努め、計画地の生態環境を崩さないようにします。自然環境の保全に対しては、静岡県が規定している基準があり、その基準に則った形で自然環境の保全に努めます。

除草剤等の使用による海洋汚染が危惧されており、除草剤等の薬剤はー切使用致しません。除草は人力により実施し、年3回程度を計画しておりますが、季節や草丈の成長により頻度は変わります。(調査報告書抜粋参照)

6 太陽光パネルによる温度上昇等の影響について

造成面を幅おおよそ30~400mの森林で囲い、かつ、造成面には三種混合による草丈20cm程度となる種子吹付を全面に行い、造成面が裸地とならないようにし、温度上昇を抑える措置をとります。また、パネル表面温度の温度上昇につきましても、これにより周囲の温度が上昇することがないことにつき検証済みです。

現在稼働中の太陽光発電所によるソーラーパネル面や一定の離隔距離による温度測定を行い、周囲の温度が上層していないことを確認しております。(使用予定種一覧参照)

7 近隣別荘地の水源(地下水)への影響について

今回の事業地の地形と水脈は、近隣の別荘地の水源エリアと区域が違うことを確認済みです。そのため、ご懸念の別荘地の水源(地下水)への影響はないものと考えております。

現況の地形による各沢の流域系統図を作成し、水源への影響が無いものと考えております。(流域図参照)

8 森から追われた動物等による農作物や目常生活への影響について

事業区域をよく知る現地往民の方に、現状の山の動物の生態についてヒヤリングを行いました。 結論として、鹿については事業区域よりも高い山に生息しており、イノシシについても事業区域内に巣は発見できず、同様に高い山に生息しており、本事業による影響はないと考えております。

なお、万が一、事業区域周辺にて獣害による被害が発生した場合には、弊社が責任をもって駆除することをお約束致します。

事業区域周辺におきまして、現状での獣害による被害が発生しているのであれば、目撃情報や被害状況報告書等の資料をお借りできますでしょうか。弊社にて現況での被害状況を検証分析し、事業開始後明らかに獣害が増大することが判明した場合につきましては、弊社が責任をもって駆除することをお約束致します。

9 工事完成後の事故及び災害等が発生した場合の責任所在が不明

工事完成後は会社の本店所在地を伊東市に移転し、災害に対する対策組織を速やかに設置し、緊急災害に対応することのできる体制を整備することをお約束致します。また、万が一、本事業区域内において事故及び災害が発生したものと認められることがございましたら、弊社において責任を持って賠償することをお約束致します。

平成32年3月までに会社の本店所在地を伊東市に移転し、事故及び災害等に対する緊急防災対策組織を速やかに設置し、現地にて運営管理を行います。

10 売電事業終了後の施設等の維持管理の責任所在が不明

発電事業中に管理組織を確立し、施設等の維持管理を行うことをお約束致します。また、本事業終了後につきましては、ソーラーパネル等の設備機器を、弊社にて責任を持って撤去することをお約束致します。さらに、その後の沈砂池を含む調整池の維持管理につきましても、引き続き弊社にて行うことをお約束致します。売電事業終了後につきましては、責任を持ってソーラーパネル等の設置機器を撒去処分することをお約束致します。将来的な費用の確保につきましては、経済産業省エネルギー庁の陽光発電ガイドラインに従い、事業費に撤去処分費用を織り込んで算出しており、事業開始時からその費用はストックされている状態となっておりますので、設置機器を放置し、そのまま事業終了するようなことはございません。また、沈砂池を含む調整池や排水溝等の維持管理につきましても、引き続き責任を持って弊社にて行うことをお約束致します。

11 伊東市への貢献事項について

別紙参照。

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